NZ② 海外初ヒッチハイクスタート。
1日目の続き。
延々と続く道のりを15キロの荷物と共に歩き続けた。
絶景を目の前にすると人はよく分からないまま行動するのだろうか。いや、恐らく私だけであろう。
何時間歩いたかは覚えていない、
テカポ湖へ到着した時の達成感は一入(ひとしお)であった。
飲み水を期待してたどり着いたのはⒸのテカポ湖。
売店は閉まり、水は見事に売っていなかった。ニュージーランドは緯度が高いため、異常に夏の昼時間が長いのだ。私は景色に見とれて、完全に時間を忘れていた。その時既に夕方の5時頃だったであろう。
最初の目的地『マウントクック国立公園』へ今日中に行かなければ、水すら飲めない。流石に焦った私はまた1キロほど戻りヒッチハイクでマウントクックを目指した。
ヒッチハイクで日本を周った事はあれど、ここは海外。少しばかりの不安はあった。
そんな不安とは裏腹に、30分ほど待つと1台の車が止まってくれた。道は一本道、もちろんいき先は同じだ。
マウントクック国立公園はニュージーランド最高峰のクック山(3724m)を中心とした国立公園。世界遺産にも登録されているこの国立公園の中では、キャンピングやトレッキング、氷河スキーなども体験できる。
行くまでの道のりでは氷河跡地の真横を車で通ることになる。 息を飲むほどの絶景であった。
私が到着した時には暗くなっていたが、売店は開いており無事に水と食料を確保できた。驚いた事に、この国立公園にはツアーで来ている日本人観光客が多く、併設されているハーミテージホテル(超高級)へ泊っていた。
Mt Cook Accommodation - Hermitage Hotel
気さくな日本人のおっちゃんと喋りかけてくれた。
おじ「そんな格好でどこ泊るの?」
私「テント」
かなり驚かれたのを今でも覚えている。
明日へ続く。