The Bucket List

-死ぬまでにやりたい100のコト-

NZ①. 2度目のニュージーランド。

 

旅1日目。私は早々に予約をしていた片道航空券を手に、メルボルンからニュージーランドのクイーンズタウンへ飛び立った。

 

実はクイーンズタウンへ足を運んだのは2度目であった。2015年9月にスノーボードをするために来ていたことがあったからだ。

 

その時に知り合った日本人のシェフの方と半年ぶりの再会をした。私は会った当時から「もう一度必ず来ます。」とその方へ言っていたが、本当に来ると思っていなかったであろう、かなり驚かれた。

 

1日目の宿はあえてとっていなかった。初めてのバックパック旅、行き先が分からない旅を味わいたかったのであろう。あいにく、この時期は中国の春節と時期が重なっていた。そのためどこの宿を当たっても満室。1日目にしてテント泊が決まった。

 

翌日、早起きをしてⒶクイーンズタウン~Ⓑトワイゼル行きのバスへ飛び乗った。Naked Busという会社で値段は57NZD。長距離の移動にしては安い価格だ。

 

ニュージーランドのバスに乗って飽きるという事はまず無いであろう。常に圧倒的な景色が目の前に広がっているからだ。地平線まで広がるその光景を目にした私はトワイゼルからマウントクックへ向けてヒッチハイクをするつもりでいたが、次の街のⒸプカキまでの約10キロを歩くことにした。

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当初は簡単に思えた道のりは徐々に果てしなくなっていった。

15キロの荷物は次第に重くなり、夏の日差しが肌に刻まれていった。

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北極圏に近いニュージーランドは非常に日差しが強かった。かなり皮膚が強いと自負していたが、サングラス無しではいられなかった。

 

「道」以外にあるのモノは何も無かった。空のペットボトルを手に、喉の渇きも激しさを増していった。想像以上の過酷さを痛感し、二度とやらないと心に誓った。

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ようやく到着したプカキ湖。

美しい湖を目の前に頭によぎったのは、

水すら売っていないこの場所でどう一夜を過ごせばええんだ。

という不安であった。

 

明日へ続く。