NZ④ 世界一の星空、テカポ湖を目指す。
フッカー氷河湖を堪能しキャンプ場へ戻ると、時計の針は夕方5時を指していた。夏のニュージーランドは中々日が沈まない。まだ体力が残っていたのか、私はヒッチハイクで次の目的地である「テカポ湖」を目指すことにした。
「世界一の星空」と謳われるテカポ湖は、「国際ダークナイト協会」が保護活動を行っている世界で3ヵ所のうちの1つなのだ。(協会名がすごい)さらにテカポ周辺の晴天率は年300日以上とニュージーランドで最も高く、年間を通して星空を見ることができるのである。
実はこの1晩のキャンピングの間で隣のテントにいたイギリス人カップル(ジェームズとリズ)と話をする機会があった。彼らは丁度日本への旅を終えてニュージーランドへ来たとの事で、「日本は本当に素晴らしかった。僕たちは今年の秋にまた行く計画をしているんだ。」と話をしてくれた。
その時は連絡先も交換する事は無かったが、後に彼らと運命的な再会を果たす。(in ネパール)
しばらく先でこの2人は登場するので、今回は伏線として名前だけ出しておこう。
そんなこんなでそのイギリス人2人とバイバイしてからヒッチハイクをした。そしてなんと次に乗せてくれたのもイギリス人。ゾーイとそのお母さんリジーである。
ゾーイもリジーも本当に良い人たちだった。
ゾーイはお母さんと旅がしたくて、2人でイギリスから来たとのこと。友達からこの改造したキャンパーを安く買って、2か月?以上かけて南島を回ると言っていた。こうやって車を買って旅をしている人はニュージーランドではかなり多い。
私も将来こんな気ままな車旅をしてみたいなぁと思った。
こんな一本道を走り抜けながら、たわいもない会話をする。いつも一人旅の私だが、こうやって話す相手がいる旅も少し羨ましく感じる。笑
NZの飽きない景色を見ながら、約1時間でマウントクックから目的地のテカポ湖へ到着した。
到着した私たちはゆっくりと夕飯の準備をした。
私も食料を持っていたが、2人が「一緒に食べようよ」と誘ってくれた。もちろん断る理由など無い。徐々に日は暮れていき、彼女らが作ってくれたリゾットが出来上がった時には周りは暗くなっていた。
ビールを片手に、出来立てのリゾットを頬張る。
そして真上を見上げると、満点の星空!
一日の疲れも一瞬で溶けていく様な心地がした。
出典:http:// http://www.terrastro.com/galleries/tekapo-starlight/
ちなみにこの時の夜の写真は一切無い!!
本当に本当に気分が良くて、写真を撮ることさえ忘れていた。笑
食事を楽しんだ後はキャンパーの中で三人でトランプゲームをしていた。夜の暗闇は徐々に深まっていき、深夜1時頃に最も星が綺麗に見える。
いつまで見ていても飽きない星空を真上にテントへ入ると、あっという間に眠りに落ちた。
明日へ続く。
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