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世界から見る"日本の就活"とは。

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【はじめに】それほど長い記事じゃ無いので、読んで頂ければ日本の就活への見方が少し変わるかもしれません。

 

10月も半ばに近づいて来た。

1年休学をしていた自分の同級生は既に大学4年生。声をかけると皆就活が終わり、内定を貰っている。

ある意味、就活に関わる話やノウハウを友達から教えて貰えるので、休学を選んだ自分の選択は良かったと思う。

 

ふと考える事がある。

海外から見た日本の"就活"とはどう見えるのか。

 

企業で勤めた事は無いが、私はオーストラリアで働いた経験がある。海外で仕事を得るにはどうするのか。日本と同じ様に履歴書を鉛筆で書くのか。

 

もちろん答えは『違う』である。

オーストラリアでの経験でしか無いので一概にとは言えないが、向こうでは履歴書(レジュメ)をパソコンで作り、手当たり次第働きたい場所に行って配るという方法が主流である。

履歴書1つを取っても国や文化による違いは生まれてくるのであろう。

 

話を"日本の就活"に戻そう。

日本を世界からみると、『これほど恵まれた国は無いであろう』というのが私の率直な意見である。

就職率という数字だけで見ると、日本の大卒の就職率はおよそ97.3%(2016年現在)。実就職率でも86%に登るのである。この数字は過去6年連続で上昇しており、過去最高の就職率を表しているのだ。

 

世界の様々な国で、"雇用・就職"という問題は多く見受けられた。失業率が上がる程に国力は伸びなくなるものである。これは単純に貧困国の問題だけでは無い。"貧しい"という言葉だけを聞くと、東南アジアやアフリカ圏の国々を想像する人は多いのではないであろう。

しかし、この問題はそれら周辺の国の問題だけでは無いのだ。

例えを出すならば、『イタリア』。失業率という言葉を聞いて、この国を思い浮かべる人は少ないであろう。

イタリアの失業率は2015年の統計で12.7%と出ており、若者だけの失業率を見ると44%、2人に1人が無職の様な状態なのである。

私が行ったオーストラリアにもイタリア人はかなり多く来ていた。

『なぜイタリア人が?』

私は半年の間イタリア人とルームシェアをしていたため、この質問を投げかけた。

『職が無いんだよ。そして20%もかかる税金。だから若者は国を飛び出して海外へ働きに出るんだ。』

 

この答えに私は驚いた。まさか、イタリアが?というのが率直な感想であった。

就職という視点だけで見ても、世界には大きな違いがある。(確かネパールでは月収が5000円程度であると聞いた。)

 

「敷かれたレールの上で就活なんてうんぬんかんぬん、、、」という人もいるであろう。でもね、世の中にはレールさえ敷かれていない国もあるんです。

この違いを知る事で、『日本でどれだけ仕事を得るチャンスがあるか、恵まれているのか。』という事に気付けたら良いと思うな。